塩田達也選手の勇退に際して贈りたいあれこれ。
みなさんこんにちは。あいるです。本業が多忙ゆえ、なかなかブログを更新できなくて申し訳ありません。
さて、この1ヶ月はほんとうにいろいろありました。いちばんの大きなニュースといえばもちろんサントリーサンバーズの優勝でしょう。いやあ~~、今年のサンバーズは本当に強かった。隙が見つからなかった。うん。圧倒的な強さって感じ。
…そんなサンバーズさんのことはまた別のところで総括するとして、今回はこの2020-21シーズンのVリーグを最後に現役を勇退した塩田達也選手のことについて書いていこうかと思います。塩田選手はわたしがサンバーズファンになったころから、「おっ、この選手はなんか面白そうだな」と素人ながら気になっていた選手なので、個人的には思い入れが強い選手のひとりです。それでは、お付き合いよろしくお願いします。
塩田選手のここがスゴかった!!
まずは、他の選手の紹介記事のように、「塩田選手のここがスゴかったよ!」というところをちょっとだけピックアップしていきたいと思います。もう過去形になっちゃったのがせつないね…
機動力で攻めるミドルブロッカー!
塩田選手が入団したころのサンバーズは、山村監督をはじめとした身長の大きな(2m前後くらいの)ミドルブロッカーが多く所属していて、やはりその身長を武器にブロックで仕留めていくといった戦法が中心でした。そんななかで身長192cmの塩田選手が生き残れたのは、機動力でクイックを決めるスキルがあったからです。ただ身長が高くて、センターで相手のアタックを仕留めるだけのミドルブロッカーではなかったのです。
わたしが初めて塩田選手のプレースタイルを見たときに、「こんなミドルブロッカーがいるんだ!」とわくわくしたのを今でも覚えています。そして、そのプレースタイルは、サンバーズの後輩の小野遥輝選手にも受け継がれていくでしょう。
2種類のサーブを打ち分けられる!
今日の男子バレーボールのサーブを大きく2つに分類すると、威力と速さのある「ジャンプサーブ」と無回転かつレシーバーの手元で変化する「フローターサーブ」に分けられると思います。日本人のミドルブロッカーの選手はフローターサーブの使い手が多いのですが(偏見だったらごめんなさい)、その中でも塩田選手はジャンプサーブもフローターサーブも打つことができるんです!チームの戦術をもとに、試合中にこの2種類のサーブを打ち分けている場面も見られました。
もちろん、強力なジャンプサーブのほうがサービスエースをとりやすいし、世界的にはジャンプサーブが主流になってはいるのですが、不思議な変化が起こりやすいフローターサーブで意表を突く選手も時々見かけます。何よりもわたしは、この2つのサーブを打ち分けられるという事実がスゴいと思うのです。攻撃の選択肢が増えれば、それだけ戦略の幅も広がりますしね。
癒し系でも時には厳しい!?みんなの頼れるお兄さん
「鈴木福くんに似ている!」と昔から評判だった塩田選手。どこか癒し系の雰囲気をまとっている塩田選手は、チームメイトにもファンにも愛されていました。そんな姿に反して、サンバーズでの練習中には後輩の選手たちに厳しく技術などの指導をしていたという話も聞きました。やるときは真面目にやる!!そんな選手だと思います。
ファイナルの試合を終えた次の日から、優勝の余韻に浸る間もなく中学校の教員として赴任した塩田先生は、新たなフィールドでも頼もしく活躍してくれるでしょう。
現役引退は本当に寂しいけど…
ここまで、塩田選手のスゴいところをピックアップしました。個人的にはとても面白いミドルブロッカーだと思っていて、「いつ塩田選手の時代が来るのかな~」と首を長くして待っていたのでとても寂しいです。やはり、現役を引退してユニフォームを脱いでいく選手を見送るのは、ファンとしてはつらいものがあります。
昨シーズンにサンバーズを去っていった選手を見送ったときも思いましたが、アスリートという職業には「引退」という時期がほぼ必ず訪れる職業です。頭ではわかっていても、「もうこの選手のプレーを見ることができない…」と思うと受け入れられないこともあります。ましてや、このチームは「まだまだやれるだろ!」という時期に現役を退く選手が多いので、ファンの気持ちの整理がつかないことも多々あります。
今回のファイナルでは、塩田選手はスタメンで出場してチームに貢献し、ヒーローインタビューにも呼ばれました。正直、わたしも「まだまだやれるだろ!」と思いました。でも、あとで考えて、「こういう終わり方もアリなのかな?」と思えるようになりました。だって、応援している選手が最後の試合で最高にカッコいい姿を見せて去っていくんですよ?それってファン冥利に尽きませんか??全力で応援した選手の記憶がずっとカッコいいままで残るなんて、最高じゃないですか。
現役生活が長くても、苦節の晩年を過ごす選手や、引き際の印象が良くないまま終わってしまう選手もいます。そのような選手もいると考えると、最後までカッコいい姿をファンの記憶に焼き付けることができたならば、こんなに素晴らしいことはないと思うのです。
引退するということは、もうVリーガーとしての塩田選手の姿を見ることはできなくなりますが、まだまだセカンドライフがあります。わたしは、生きていれば、どこかでまた道が交わることもあると思っています。塩田選手は、これからは指導者としてバレーボールに関わるとも言っていました。わたしもバレーボールに関心を持ち続けていれば、どこかでまた塩田選手の姿を見かけることがあるかもしれません。そう信じて、わたしはサンバーズの応援をしていきたいと思います。
まとめと蛇足
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!最後はちょっとおセンチな話になってしまいました…申し訳ないです…
最後にひとことだけ言わせてください。サンバーズ優勝おめでとう!!そして、塩田選手、本当にありがとう!現役生活お疲れ様でした!!!
最後にサンバーズの選手たちを紹介した記事を載せておきます。
Instagramに今まで撮影した写真を投稿しています。
Twitterではブログに書くほどでもないことをつぶやいています。
本当にありがとう!!!そして優勝おめでとう🎉
— あいる☆⚾🏐 (@stronged08_area) 2021年4月4日
サンバーズのみなさんはわたしの誇りです。 https://t.co/2Eyz1a2nJN