スポーツ観戦で生きろ!~ヲタク脳人間の世界〜

プロ野球と男子バレーボール観戦で生きている人の雑記ブログです。

スポーツ観戦オタクが『エリアの騎士』の魅力について語るよ!

みなさん、こんにちは。毎年、この季節はプロ野球ペナントレースが終盤に近付いていることに悲しみながらも、バレーボールのVリーグが開幕するワクワク感を同時に味わうおセンチな気分になるあいるです。

最初に言っておきますが、今回の記事は野球の話題でもバレーの話題でもありません。はてなブログさんのキャンペーンに乗っかって、わたしが昔からずっと大好きなマンガの紹介をしたいと思います。「紹介するのはここじゃなくてもいいだろ!」とか思うかもしれませんが、一応スポーツマンガなのでおゆるしを…

というわけで、今回おすすめするマンガは、エリアの騎士』(原作:伊賀大晃、作画:月山可也講談社でございます。えーと、はじめに一言でいっておくと、メインは高校サッカーの話です。いや、高校サッカー以外にもいろいろ取り扱っているんですけど、それは後述しますね。

alu.jp

f:id:isleJP4:20201107151640p:plain

文字ばかりだとアレなので、ストーリー後半に出てくるクラブチーム『湘南ブルーインパルス』のマスコット、ブルペンくんを描いてみました。湘南ブルーインパルスにはあの選手とあの選手とあの選手が入団します(ネタバレになるので伏せます笑)。イラストはあまり得意でないゆえ、落書きレベルですまんな…

主なストーリー 

 「日本サッカー界の至宝」とよばれた天才の兄・逢沢傑と共にサッカーを始めた主人公・逢沢駆は、中学生になってからはなかなか試合に出ることができずに伸び悩んでいました。しかし、傑や幼なじみの美島奈々らの助けを借りて駆は自信を取り戻していきます。険悪になりかけていた傑との仲が再び良くなり始めた矢先、傑は突然帰らぬ人となってしまいます。生前の傑の思いを胸に、駆はストライカーとしての道を歩み始めます。

…とまあこんな感じですかね?真面目に書こうかなって思ったけど、ここまでしか真面目に書けなかった。この後に江ノ島高校に入学して高校サッカーの日本一を目指したり、世代別代表に呼ばれたり、クラブチームから声がかかったりするんですけど、ネタバレになっちゃうのでこの辺で。

 

エリアの騎士』のココが面白い!

サッカーに詳しくなくてもとっつきやすい!

読者のみなさんの中には、「サッカーのマンガということは、サッカーのことを知らないと楽しめないよね?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。でもエリアの騎士(以下、エリ騎士)ではそんな心配は要りません!試合のシーンでは登場人物たちがプレーについて丁寧に解説してくれるので、サッカーのルールやテクニックについて知らなくても大丈夫です。ちなみにわたしはエリ騎士のおかげでオフサイドのルールを理解することができました。

また、エリ騎士はただひたむきにサッカーに向き合うだけでなく、ヒューマンドラマとしての要素も持ち合わせている作品です。登場人物の人間関係も色濃く描かれているので、人間ドラマが好きな人にもおすすめできます!

あとこれはマンガ好きな人には大事にしていることかもしれませんが、エリ騎士は既に完結済みの作品なので、安心してイッキ読みすることができますよ!

サッカーのさまざまなカテゴリーを取り扱っている!

冒頭でもちょっと言及したのですが、エリ騎士ではさまざまなカテゴリーでサッカーに取り組む人々が登場します。主人公が高校生なので、メインは確かに高校の部活動としてのサッカーなのですが、日本代表や女子サッカーなでしこジャパン)、ストーリーの後半ではプロのクラブチーム(Jリーグ的な?)も出てきます。さらには海外クラブに飛び出す選手も…?ええい、とにかく取り扱うカテゴリーが幅広いんです!これは面白さが増しちゃうね!!

特に注目したいのはなでしこジャパン。作中ではヒロインの美島奈々ちゃんがなでしこジャパンの選手として活躍するのですが、エリ騎士の連載当初は今ほど女子サッカーが普及しておらず、なでしこジャパンも世界一になっていなかったので、当時としてはかなり画期的だったのだと思います。

名試合が多い!

これはスポーツ漫画では大事なことだと思うんですけど、結構アツい試合が多いです。特に高校サッカー編の対葉蔭学院戦(総体予選も選手権予選もどちらも!)は名試合です。あと個人的には選手権予選の対鎌倉学館戦も神試合。めっちゃ好きです。どうしてアニメ化してくれなかったの。

魅力的なキャラクターが多い!

先ほども言いましたがヒューマンドラマとしての側面もあるので、登場人物のキャラがはっきりしています。また、様々な学校に様々なプレースタイルを持つ選手がいるので、あなたが「イイ!」と思えるキャラクターが絶対見つかります!!

 

注目したい登場人物

…というわけで、じゃあ、わたしが注目したい選手についてちょっとずつ語っていきますね。うん、なんか、語りすぎちゃったらすみません…

逢沢駆(江ノ島高校)

言わずともこの『エリアの騎士』の主人公。ストーリーの部分で先述しましたが、この物語は駆がチームのストライカーとなるまでの成長譚です。最初は遠慮がちで謙虚な部分を見せることが多いですが、ストーリーが進んでいくにつれてだんだん頼もしいFWになっていく姿は必見です。どんどんカッコよくなっていくの、ズルすぎるじゃん…

美島奈々(江ノ島高校)

エリ騎士のヒロインです。俺たちの奈々ちゃん。鎌倉学館中、江ノ島高のマネージャーとして各方面で活躍しますが、ただの女子マネージャーではないんですよね。これはわたしが奈々ちゃんの1番好きなところなんですが、実はなでしこジャパンの選手としての一面を持っているんです。その辺の男子高校生をものともしないくらいサッカーがうまいんです。だから、某有名野球漫画みたいな「私を駒沢に連れてって❤️」っていう追っかけ型ヒロインじゃなくて、「私と一緒にW杯に出よう!」っていう伴走型ヒロインなんです。奈々ちゃんが駆を追いかけるんじゃなくて、目標に向かって伴走する。むしろストーリー序盤では奈々ちゃんの方が駆の先を行っています。なんだそれ、最高じゃねーの。

荒木竜一(江ノ島高校)

生前の傑が認めた天才。駆が江ノ島高校に進学したのも、江ノ高で大きく成長したのもこの人がいるから。ある意味エリ騎士の登場人物の中でいちばんのキーパーソン。天才でセンスの塊ではあるんだけど、いろいろとクセが強いし性格もマイペースなので周りの人たちは大変らしい。確かにそうだわな。ちなみにお母さんは元バレー選手。時期的に微妙だけど、元Vリーガーなのかな???

織田涼真(江ノ島高校)

江ノ高サッカー部のレジスタ竹内涼真よりもわたしは織田涼真派。理論派でクレバーなインテリ系男子(?)。真面目すぎるがゆえに堅物扱いされているけど、たまにデレるのも良き。主なポジションはボランチなのでパス回しとか攻撃のリズム作りといった役割を担っていますが、強烈なミドルシュートを持っているのでご注意を。個人的には選手権の相模ヶ浦戦の織田ちゃんは神だと思う。あと高校卒業後の進路が意外でした。

鷹匠瑛(鎌倉学館高)

鎌倉学館高の絶対的エースストライカー。どうしても傑と一緒にプレーがしたくて、クラブチームのオファーを断りわざわざ鎌学に進学した逢沢傑オタク。なお傑の死によりその夢は幻に(以下略)。鎌学卒業後はジュニアユースでお世話になった横浜エルマーレスに入団。ジュニアユースで同期だった葉蔭学院の飛鳥享といつも一緒にいる。おまいら仲良しだな。日本人離れのフィジカルを持っていて、ポストプレーも得意だし、圧倒的な王者オーラを持っているなんて、実際の日本代表にも欲しい逸材ですねぇ。わたしは鎌学推しなうえにエリ騎士でいちばん好きなキャラは鷹匠さんなので、贔屓目たっぷりになってしまったらすみません…でも好きなんや…

世良右京 (鎌倉学館高)

海外志向が強めのサッカーエリート。高1時に鎌学サッカー部に入って、本当は傑が入るはずだったトップ下のポジションを埋めてしまうファインプレーを見せる。海外クラブでプレーするために語学の勉強を欠かさない反面、チームメイトと(良い意味でだとは思うけど)群れないため、わたしには意識が高いのかそうでないのかわかりません。でもちょっとずる賢いところとかは好きなのでなんか憎めないんだよなあ。

 

ああ〜!!本当は登場人物全員分の紹介文を書きたいけど、とんでもなく長い記事になりそうだからこのくらいで!!ほぼわたしが好きなキャラしか書けなくてごめんなさい!本編にはもっともっと面白い人がいっぱいいます!!!!

 

余談:アニメ化もされているよ!

これはこぼれ話なのですが、エリ騎士は2012年にアニメ化されています。毎週土曜朝6時とかいう謎時間での放送、無駄に豪華な声優陣からの作画崩壊などで一部のアニメファンの間で話題になりました。時々CSのテレ朝チャンネルで再放送されるほか、dアニメストアやAmazonプライムビデオでも視聴することができます。個人的にはアニメオリジナル回の織田ちゃんが絶妙にキャラ崩壊しているので好きです。

あと、アニメの主題歌も結構好きなのでミュージックビデオも貼っておきます。


S.R.S 『ハイヤーグラウンド』 Music Video

 

おわりに:書誌情報

最後に、講談社Amazon楽天のリンク先を貼っておきますね。 

kc.kodansha.co.jp

www.amazon.co.jp

search.rakuten.co.jp

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!1ファンの拙い記事ではありますが、少しでもエリアの騎士の魅力が伝われば幸いです。